おなかの張りや痛み、苦しみの原因と解消
妊娠中のおなかの張りは、妊娠中期から後期にかけて起こってきます。妊娠8ヶ月頃におなかの張りが頻度を増して起きてきます。
特に妊娠30週頃は張る強さや回数も増えてくることが多くなってきます。
お腹の張りは痛みを感じる事もあるので、辛いと感じます。
原因と解消法を知って素敵なマタニティライフのお手伝いができたらいいなと思います。
おなかが張りやすくなる原因
1.おなかが冷えたとき
体やおなかが冷えた時に起こる張りや痛みもあります。冷えて膀胱も収縮してトイレが近くなったときに張りが起こることもあります。
2.長時間歩いたとき
買い物などをして長時間歩いたり、買い物の荷物が少し重かったりした時などにおなかが張ったりします。
3.長時間同じ姿勢の立ち仕事やデスクワークなどのとき
仕事などで、長時間同じ姿勢でデスクワークをしていたり、立ちっぱなしの仕事の場合などもおなかが張りやすくなります。
4.家事をしたとき
家事は同じ姿勢や動き回ったり、物を片付け整理整頓したりと意外と体を動かせる仕事です。
5.乳首のマッサージしたとき
赤ちゃんに母乳を与える為に必要な乳首のマッサージの時に起こる張りもあります。
乳首を刺激すると子宮の収縮を促すホルモンが分泌されて張りが始まったりしてしまいます。
6.性行為したとき
オーガニズムを感じた時に、おなかが固くなったり張ったりします。
7.ストレスがあるとき
張りには精神的な影響も大いにかかわってきます、家庭や仕事でストレスや不満、不安などを感じていると筋肉が固くなりおなかが張るようになってしまいます。
8.便秘になっているとき
便秘が酷くなるとおなかの張りを感じることがあります。
9.流産や早産の前兆で起きるとき
おなかの張りが生理的な子宮の収縮であれば心配いりませんが、張りが治まらない時や出血が伴った時は病院へ連絡をして指示を仰ぐことをおすすめします。
生理的なおなかの張りの時の対策
自宅
リラックスした状態でしばらく横になって様子をみて張りや痛みが治まれば安心です。
シムスの体位は、意外と楽になります。
仕事場
仕事中に横になる場所があれば少しでも横になりましょう。横になるところがない場合には、トイレに行って便座にしばらく座って休憩をしていましょう。
外出先
椅子など座るところがあれば、しばらく休んでいましょう。
電車内
張りが始まっているようであれば、次の駅で電車から降りてホームの椅子で休息をしばらくとっていましょう。
運転中
運転中は、集中をしていてほとんどおなかの張りは起こらないようですが、おなかが張ってきたときは、安全な場所にすぐに止めて休みましょう。
【注意点】
生理的なおなかの張りや痛みでしばらく安静にしていて落ち着くようであれば、たいていは心配いりません。
ただし、注意が必要なことは、流産や早産の前兆で起きるようなおなかの張りが30分以上つづいていたり、1日に張りが10回以上あったり、痛みや出血が伴っている場合には、迷わず病院に連絡して指示を待ち診察を受けましょう。※流産や切迫早産、前置胎盤、常位胎盤早期剥離、破水の心配があります。