ママのおなかが大きくなってくると子宮の中にいる赤ちゃんの体が大きくなっている様子が胎動を通じてわかるようになってきます。間近に迫る出産に不安を感じたり、痛みの恐怖も加わって心配な気持ちが起こってきます。
陣痛は、赤ちゃんが外の世界へ「生まれても大丈夫」という状態です。ママのおなかから出てくる準備が始まったとして捉えると赤ちゃんを抱っこできる喜びも起きてきます。
陣痛の痛みは子宮の収縮
子宮が収縮するときに起こる痛みが陣痛ですが、陣痛は時間がくると規則的な周期で起こってきて、赤ちゃんが生まれるための段階をふんできます。
痛みがない時はリラックスします
陣痛の痛みは、収縮と休みの繰り返し、最初の頃は長い間隔ですが、徐々に間隔が狭くなり痛みも強くなっていきます。
陣痛の波が引いた時に体の力を抜いて、大きく深呼吸をして赤ちゃんの方にも酸素を送ってあげましょう。
痛みを逃がす・和らげる方法
筋痛がき始めたら体も心もリラックスしてお産に臨むことが一番いいのですが、つい緊張感が高まり体までコチコチにさせてしまいます。緊張すればするほど体は固くなり、ますます痛みを増幅させるという悪循環を作ってしまいます。
悪循環を断ち切るには、先ず、心といっしょに体の緊張も解すことが大事になってきます。
「リラックス」とは、息をなが~く吐いている時、自然に体の力だ抜けていく状態です。上手に力を抜くリラクゼーションの練習をお産前にしておくと不安も和らぐことと思います。
- 体を弛緩させるリラクゼーション方法
①体の各部位を緊張させます
(肩⇒腕⇒下腹部⇒足)
②ひと呼吸おいてから、その部位を緩めます。
(緩めた部位の状態がわかってきます)- 体に楽な姿勢-その1
椅子の前に座り両腕と頭を椅子の座る部分のせると痛みが軽くなります。- 体に楽な姿勢-その2
【シスムの体位】
頭の下に枕を置き横になった状態で、上になっている足の膝にクッションを置く姿勢です。下になった腕は後ろ側に置きます。- 体に楽な姿勢-その3
腿を大きく開き膝は下につけて肘をつけた四つんばいの姿勢- 呼吸法
痛みを逃がし和らげるには、リラックスして呼吸法をします。体が楽になる姿勢をしたり、痛い場所などを押してみたり、マッサージをしてみたりと呼吸法を取り入れていきます。
1.鼻から息を深く大きく吸う
2.おなかの中に入れる
3.口からゆっくり息を吐く
この方法は、お産の時、赤ちゃんに酸素を送る時に必須です。
痛みを和らげるツボとは?
陣痛の痛みを和らげ、陣痛を促進させるツボがあります。促進することによって痛いと感じる時間を軽減できるという効果が得られます。
それが、『三陰交さんいんこう』というツボです。
三陰交のツボ押し効果
- 冷え性
- 生理痛・生理不順
- 更年期障害
- 足のむくみ
- 不妊症
- 安産・陣痛